(宮崎研究室)
ロボット工学の観点から人間を科学し、人間を支援する
教授・宮崎 文夫、講師・平井 宏明、助教・植村 充典
宮崎研究室では、人間とロボットの関係を考察し、両者の融合する過程を通して、人間の能力を拡大するシステムの構築を目指しています。現在、人間とロボットのインタラクションタイプに応じて多角的に研究を進めることで、人間を理解し、支援するための方法論の確立を行っています。
医学・生理学、人間工学、スポーツ科学等の人間を対象とした隣接分野から得られる断片的な知見や仮説を元に、近年、2つのロボットシステムを開発しました。
図 (a) に示したのは、人間の運動学習を支援する力覚提示ロボットです。人間の運動スキルを定量評価し、運動改善のための具体的な教示を行います。
一方、図 (b) に示したのは、人間の身体構造を模擬した筋骨格ロボットです。運動支援の対象である人間の運動制御の解明へ向けて、ロボット工学の立場からアプローチするのに役立ちます。
この他にも、当研究室では、装具ロボットをはじめ、人間を支援するさまざまな研究テーマに取り組んでいます。詳細は下記の宮崎研ホームページを参照してください。
http://robotics.me.es.osaka-u.ac.jp/
Last Update : 2011/06/29